「危険物施設とは何ですか?」
この質問は、危険物の試験によく出てきます。正しく答えることができますか?
「危険物施設」というのは危険物を取り扱う・貯蔵する施設のことです。製油工場・油の保管庫・ガソリンスタンド等の施設は全て危険物施設になりますよ。
危険物施設は3つのカテゴリに分けられています。それは、
- 危険物の製造所
- 危険物の貯蔵所
- 危険物の取扱所
です。これも試験によく出る問題なのでしっかり押さえておきましょう。
この3つのカテゴリ。更に細かく分けられます。そしてその全てを覚えておく必要がありますよ。
そこで本日は、危険物施設に含まれる3つの施設について詳しくご説明致しましょう。危険物の試験勉強に是非お役立てください。
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危険物施設その1:製造所とは?
危険物の製造所とは、その名のとおり危険物を作っている施設です。
危険物に指定されている物を作っている施設は全て「危険物の製造所」になりますよ。
危険物を保管しているだけの施設は製造所ではありません。別のカテゴリになるので間違えずに覚えましょう。
危険物施設その2:貯蔵所とは?
危険物の貯蔵所とは、危険物を屋外や屋内に保管、違う場所に運ぶために作られた施設のことです。具体的な例を挙げてみましょう。
- 屋外・屋内貯蔵所 油の入ったドラム缶の集積場など
- 屋外・屋内タンク
- 地下タンク
- 簡易タンク
- 燃料を運ぶタンクローリー
これらが危険物施設の「貯蔵所」と呼ばれるカテゴリに含まれる施設です。
危険物施設その3:取扱所
危険物の取扱所とは、危険物の給油・販売・パイプラインによる移送・危険物を実際に使う施設が含まれます。少しややこしいので細かく分けてみましょう。
取扱所とは?
- 給油取扱所:ガソリンスタンド。
- 販売取扱所:容器に入った危険物の販売を行う施設 。
- 移送取扱所:配管やパイプなどで危険物を移送する施設。
- 一般取扱所:1~3に当てはまらない取扱所。ボイラー室・塗装室・バーナーを使う施設等実際に危険物を使う施設。
危険物の取扱所はこのように分けることができますよ。
「販売取扱所」では危険物を販売することができますが、容器に入った危険物を小分けにして販売することはできません。また、「移送取扱所」は事故や災害防止のためにトンネル内での設置が禁止されています。
これらも試験によく出るので覚えておきましょう。
いかがでしたか?
この記事では危険物施設に含まれる3つの施設とその特徴をご紹介致しました。
- 危険物を作る製造所
- 危険物を保管しておく貯蔵所
- 危険物の給油や販売、危険物を使う施設を含む取扱所
この3つを全てまとめて「危険物施設」と呼びます。これらは危険物の試験にとても良く出る内容ですよ。しっかり覚えておきましょう。