危険物取扱者の資格は比較的難易度の低い国家資格ですが、その資格は様々な企業で必要とされていますよね。だからこそ、危険物取扱者の資格にはどのような種類があるのかしっかり知っておくことは大切なのです。
あなたは今、危険物取扱者の資格取得を目指していますか?
もしそうなら、危険物取扱者の資格にはどのような種類や違いがあるのか知りたいと思うことでしょう。
そこで本日は、危険物取扱者資格の種類や違いについて4つのポイントを解説致します。危険物取扱者資格を正しく理解するために是非お役立てくださいね。
危険物取扱者の種類とは?
危険物取扱者の資格には甲種・乙種・丙種3つの種類があります。それぞれの資格で取り扱いや管理ができる危険物の種類が異なるということを覚えておきましょう。
甲種危険物取扱者とは?
甲種危険物取扱者というのは危険物取扱者の資格の中で一番レベルの高い資格です。
この資格を持っていると危険物と言われる全ての物を取り扱い・管理することができます。ですから甲種危険物取扱者を取得するためには、危険物全般の性質や管理方法に関する幅広い知識を習得する必要があるでしょう。
甲種危険物取扱者で実務経験が6ヶ月以上あるなら、危険物取扱施設内で「危険物保安監督者」に選任される可能性がありますよ。
乙種危険物取扱者とは?
危険物乙種取扱者は取得している資格に対応する危険物のみ取り扱い・管理できます。危険物の種類は全部で6種類に分けられていますので、どの資格を持っているかによって取り扱い・管理できる危険物の種類が変わってきます。
一般に「乙4」と呼ばれる乙種第4類を取得している場合は、ガソリン・アルコール・灯油・軽油などの引火性液体を取り扱い・管理することができます。6ヶ月以上実務経験があればこの分野の「危険物保安監督者」に選任されることもありますよ。
しかし、乙第1類、2類、3類など乙第4類以外の危険物を取り扱い・管理することはできません。
丙種危険物取扱者とは?
丙種危険物取扱者は乙種第4類に含まれる危険物の中で限定された危険物の取り扱いが可能な資格です。立ち会いは認められていないので危険物保安監督者になることはできません。
取り扱いが可能な危険物は以下の通りです。
- ガソリン
- 灯油
- 軽油
- 重油
- 潤滑油
- 引火点130℃以上の第3石油類
- 第4石油類
- 植物油
いかがでしたか?
この記事では危険物取扱者資格の種類や違いについて4つのポイントをご紹介致しました。
- 危険物取扱者資格の種類:甲種・乙種・丙種がある
- 甲種危険物取扱者とは?:全ての危険物を取り扱い・管理できる
- 乙種危険物取扱者とは?:全6種類ある危険物のうち取得している種類の危険物のみ取り扱い・管理ができる
- 丙種危険物取扱者とは?:乙種第4類に含まれる危険物の中で限定された物だけ取り扱いができる
危険物取扱者資格にはこのような種類や違いがありますよ。危険物取扱者の資格を正しく理解するために是非お役立てください。